女性研究者・技術者の採用と昇格に対する数値目標の設定と特別交付金制度の設置に係る要望
2007年11月 男女共同参画学協会連絡会
各大学・研究機関が女性研究者・技術者の基本的人権を尊重した雇用・育成を促進するために、
- 採用、昇格に関する短期、中期、長期的な数値目標を設定し、その評価基準と進捗状況を定期的に調査、公開できるよう、内閣府・文部科学省・各大学・研究機関が、相互に緊密に連携して進められることを要望いたします。
- この数値目標の達成度が、国立大学法人の中期目標(中期計画や年度計画も含む。)における評価項目として追加されること、その上で総合的評価の上、運営費交付金等に反映させることなどを検討されるよう要望いたします。
付記:
- 各大学・研究機関における数値目標の設定とそれに基づくインセンティブの付与には、法律的な問題、大学等の自治など難しい問題があると思われますが、女性研究者の割合が 11.9 % (平成18年度版科学技術白書より)と国際的に最低レベルであるという現状を改善するには、何らかの有効な手だてが求められます。
- 各大学・研究機関において、数値目標を含む「男女共同参画基本計画」等を作成し、その実現を、中期目標(中期計画や年度計画も含む)にくみ入れるよう働きかけることが重要と考えられます。
(女性研究者支援モデル育成事業の募集継続と柔軟な運用およびその他の必要な施策等の実現に関する要望(2007年6月)より抜粋)