記事
EPMEWSEが2020年5月15日~6月13日に実施した「緊急事態宣言による在宅勤務中の科学者・技術者の実態調査」の結果にもとづいて志牟田美佐氏,浜田盛久氏,三宅恵子氏,野尻美保子氏,小口千明氏,大坪久子氏が執筆した論文が、日本の科学者2022年3月号に掲載されました。
https://jsa.gr.jp/04pub/2022/JJS202203shimuta.pdf
新型コロナウイルス感染拡大に伴う第一回緊急事態宣言が研究者・技術者へ与えた影響―─弱い立場の研究者・技術者がさらなる困難に直面した
志牟田美佐,浜田盛久,三宅恵子,野尻美保子,小口千明,大坪久子
日本の科学者 57, 3, 26-33 (2022)
大坪久子先生らによる科学技術分野での男女共同参画の日本の現状に関する記事が、Science 2013年4月26日号に掲載されました。日本の女性研究者支援や男女共同参画についての英語による国際誌への発信としては初めてのものです。
https://science.sciencemag.org/content/340/6131/428.2.full
Japan's Lagging Gender Equality by Homma MK, Motohashi R, Ohtsubo H, 26 APRIL 2013
Science Vol. 340, pp. 428-430
【要約】
先進諸国の中で我が国の科学分野における女性研究者比率は最下位である。何故日本ではこれほどまでに女性研究者が増えないのか、その背景について、300語の字数制限のなか簡潔に記載した。学協会連絡会の大規模アンケートのデータも引用し、上位職の女性が少ないことや女性に対する無意識のバイアスが、女性研究者に対してさらなるバリアをつくっていることを述べた。また、その状況を改善するために日本政府が進めた女性研究者支援策「加速プログラム」についても言及した。